EXITは、なぜM-1で決勝へ行けなかったか
EXITのM-1準々決勝のネタを見た。準決勝だったかもしれない。
なるほど、これは決勝に進めないはずだと思った。
まず、電話のネタだが、以前スッキリで同じ話題が取り上げられていた。ネタ作成の前後関係は分からないが、ネタを見た何割かの人は、思ったはずだ。スッキリでやってたやつだ、と。
また、ソーシャルディスタンスをネタに持ってくる、これは致命的だ。一般人でもネタにする手垢の付きまくった話題、これで評価されるには、よほど切れ味がないと厳しい。
M-1という賞レースは特にオリジナリティやネタの新しい視点を求められるはずなので、減点要素が大きすぎた。
とはいえ、正直に言えば漫才の技術の高さに驚いた。テンポはいいし、チャラしゃべりとネタの融合が上手くいっているのは、技術の高さゆえに他ならない。
テレビに引っ張りだこで超絶多忙だろうに、この完成度のものを持ってくるかー、と感心した次第。